2014年7月12日土曜日

フィリピンの中絶:実話 (後半) Abortion in the Philippines: A true story

Abortion in the Philippines: A true story

July 8, 2014 2:43pm







取材中に貧困という理由で中絶に至った女性とあった。

彼女は、ほぼ全種類の薬草を服用し、中絶を完了する為にカテーテルを使用した。しかし、施術中に感染症になり、出血多量で意識が朦朧とし病院へと運ばれた。

夫は医者に中絶を試みたと伝えた。彼女は、犯罪者の可能性があるとして、医者が診療するのに時間がかかった。治療に至までに、何時間も待たされ、彼女は衰弱し、ほとんど死にかけて、朝を迎えた。

医師達は、中絶関連の合併症に直面した時に、治療について誓約書を取りながらも、その治療に偏見を持ってしまう。

Guttmacher研究所と2009年におけるフィリピン大学の研究の報告によると、毎年800人〜1000人のフィリピン人女性が中絶関連の合併症で死亡している。地方出身の貧困に苦しむ女性の多くは、安全な方法で治療を受ける事が出来なく、都市部の富裕層に比べ、地方から貧しい女性は、多くの場合、安全な方法とサービスへのアクセスを欠いている、と彼らは裕福な都市部の対応に比べて、合併症などのリスクに晒されている。

女性の選択 


自分の子どもを傷つけたくない言うのが母親の本能だ。しかし、「望まない妊娠」は、全く別の問題となる。

インタビュー中に、ある心理学者は、そのような経験をした女性について「一時的に精神異常に陥る」と指摘し、適切な指導とカウンセリングが必要とされるとコメントした。


宗教と教育水準は、中絶をする意思決定に少なからず影響をあたえる。その代わりに、絶望が価値や道義を上回る。研究によると、中絶する女性の90%がカトリック教徒であり、その中の70%は中学を中退している。

中絶の理由について尋ねると、女性の72%が子育ての経済的コストを引用。 54%が既に多くの子供がいるから言う。そして、57%が子供を出産直後の妊娠の為だと言う。

たしかに狂気の瞬間に「希望」はある。すべての女性には選択肢があり、女性達が後悔する事より「選択肢」について研究することが重要だ。



ー養子縁組
 
 新しい生命の始まりと共に、妊娠が終了する。養子を受ける側の多くは、妊婦の妊娠関連費用を負担。母親は養子縁組のために赤ちゃんを"諦める"のではなく、彼女は彼女の子供のために人生を選択する事となる - 子供が他の家族のケアとサポートの下で成長する事が
出来る。

ーハーフウェイハウス

 予期せぬ妊娠に直面しているシングルマザーのための一時的な避難所。ケソン市にナザレホームという施設があり、そこは、シングルマザーを中心に妊娠中の十代の若者たち、そしてレイプや近親相姦の被害者のための避難所である。自分自身で決断を考え出すことができるまで、妊娠中の女性達が自分の自己価値を取り戻すためのカウンセリングを提供しトレーニングしながら生活。


ー出産

最も困難な選択かもしれない。予期せぬ妊娠で母親になる事が出来るのだろうか。9ヶ月間、妊婦として耐えられるのか?子供をサポート出来るのか?良い母親になれるのか?

人生で二度目のチャンス 


バックパックの少女は「安易な解決」を選択したのかもしれないが、それは容易とは呼べないものだった。

「隠すのに疲れたよ。秘密の事で毎日泣いていた、全部終わらせたくて自殺してたかもしれない」

幾つかのアクションは元に戻す事が出来ないと同時に、唯一の道が本当の意味で癒しを助長し、それが結果的に彼らの「穏健な生活」を取り戻す事となる。

「忘れられない。忘れようとしても忘れられない。意識的しなくて、思い出してしまう。そして、悲しくなる。でも、もっと良い人生を送る為に『二度目のチャンス』を決めたの」



 その赤ちゃんは、非嫡出子となる。妊娠させた男が逃げたのだ。ー電話もしないし、メッセージのやり取りもしない。 Facebookをみると、その男が妻との写真をUPしていた。メッセージは明確だ。「俺と俺の家族に近づくな」

「後悔と言う言葉は嫌い。長い間、馬鹿げた決断に迫られていた。生きてる、生かされている。生きてる、学んでる。でも、その時、後悔して反省した。あの男とセックスしない選択も出来たって事をわかってたから。"

もちろん、彼女は他の方法を考えたし、中絶は最初の選択肢ではなかった。

たぶん養子縁組?しかし、彼女は見知らぬ人に自分の子供を託す事に耐えることができなかった。

友達のベッキーちゃんと育てる?できるかも。

 両親に相談?そんなチャンスはありえない。そんな事したら両親は心臓発作を起こしちゃう。家族は崩壊するだろうし、宗教のコミュニティで嫌われて、のけ者にされ、教会での父親の立場もなくなるだろう。

 彼女は、もし自分が、その事だけに命をかけれるなら、妊娠をうまく乗り越えて、子供だって育てる事が出来たはず、と言った。しかし、彼女は、彼女の両親の事も考えた。両親の心を痛めたくなかったし、信頼を失いたくなかった。もう後戻りできない事を知っていた。

 現状の家族を失うという考えから、彼女は強く決意した。彼女は意志が強く、冷静かつ間違いをおかす事を恐れない女性だった。しかし、その夜、彼女は、傷つきやすく、どこまでも弱かった。それがなされた時だった。


GMAニュースより

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ふぅ。翻訳的な事って、久しぶりにしたから、ちょっと、骨が折れたね。記事を読んで、内容も興味深いし、ましてや、英語だから、もっとスラスラいけるのかなって思ったんだけど、意外に時間がかかったね。

英語もだいぶ忘れてるなぁ〜。読んで理解しているつもりでも、日本語に落とすと、アレ?ここどういう事?って箇所が、チラホラ。

たまには、こういう作業も必要ですね。フィリピンに移住して、娘が英語を話すようになり、「ダディの英語は、おかしいよ!」とか、言われたくないからね。。。

2 件のコメント:

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  2. ブログを読ませていただきました。
    良い情報ありがとうございます。
    私の知人であるダバオに住む女性がいます。
    彼女は不運にも男性に襲われ、最近妊娠したことが分かったみたいです。
    状況が状況なので、本人は産みたくないと言っています。
    しかし、フィリピンの現状から中絶は難しいみたいです。
    何か良い解決方法があれば教えてください。

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